飛鳥山モノレール「アスカルゴ」

飛鳥山モノレール「アスカルゴ」

東京・北区の片隅に、ひっそりと佇む飛鳥山。山といっても、都内で最も低いという控えめな存在である。しかし、そんな飛鳥山には秘められたロマンがあるのだ。すなわち、日本一短いモノレール——「アスカルゴ」の存在である。

この愛すべき乗り物は、「飛鳥山モノレール」あるいは「あすかパークレール」とも呼ばれ、いくつもの名を持つ。無人でふらふらと急勾配を登ってゆく姿は、まるで都会の片隅に迷い込んだカタツムリのよう。その行く手に、果たして何が待っているのか。

乗り込んだ瞬間、心は小さな旅人になる。たった2分の登山。されど、この短い道のりに詰まった冒険心たるや、計り知れない。たどり着いた山頂では、木々がさざめき、歴史の残り香が漂う。

かくして、我々は思うのだ——このちいさき登山こそが、まことの旅ではないか、と。

飛鳥山モノレール「アスカルゴ」

 

飛鳥山モノレール「アスカルゴ」

 

飛鳥山モノレール「アスカルゴ」

 

飛鳥山モノレール「アスカルゴ」

 

飛鳥山モノレール「アスカルゴ」

 

飛鳥山モノレール「アスカルゴ」

 

飛鳥山モノレール「アスカルゴ」

 

飛鳥山モノレール「アスカルゴ」

 

飛鳥山モノレール「アスカルゴ」

 

飛鳥山モノレール「アスカルゴ」

 

飛鳥山モノレール「アスカルゴ」

平成21年7月、高齢者、障害者、ベビーカー利用者でも気軽に登れる自走式モノレール方式の斜行昇降施設「あすかパークレール」が誕生しました。車両がかたつむりに似ていることから、区民の公募によって「アスカルゴ」という愛称が付けられ、子どもから大人まで人気があります。(あすかパークレール「アスカルゴ」|東京都北区)