復活、明星号

レポート

復活、明星号

箱根強羅の夏を告げる大文字焼きにあわせて、「明星号」が一日限りでよみがえった。昭和27年から38年まで走っていたその名は、平成最後の夏の夜に、ひそやかに線路の上へ戻ってきたのである。

小田原から新宿へ向かう「さがみ92号」は、箱根湯本からGSEを用いた臨時特急として姿を変える。しかし特急券には「明星」の名はなく、「臨時92号」とだけ記されている。その控えめな表記が、かえって幻の列車らしい気配を漂わせていた。

発売日に特急券を手に入れ、花火も温泉も後回しにして箱根湯本へ向かう。だが駅に降り立つと、祭りの気配は思いのほか静かで、かつての賑わいを知る者にはどこか心許ない。空席情報は「○」のままで、この選択がいささか偏っていたのかと、ふと考えてしまう。

やがて夜十時、列車は静かに出発する。車内表示には確かに「明星92号」の文字が灯り、放送がその名を呼ぶ。かつての列車が、ほんの一夜だけ現代に重なった瞬間である。闇の中を進むGSEに揺られながら、過ぎ去った時間と今とが、ひとつの線路の上で交わっているのを感じていた。

復活、明星号

 

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復活、明星号

 

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復活、明星号

小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区社長:星野 晃司)は、 2018年8月16日(木)、特急ロマンスカー・GSE(70000形)による臨時特急「明星号」を運行します。
この臨時特急ロマンスカー「明星号」は、同日に「箱根強羅夏まつり大文字焼 き 」が 明星ケ岳(大文字山 )で実施されることに伴い、箱根湯本から都内方面へのお帰りに便利な臨時列車として運行します。 「箱根強羅夏まつり大文字焼き」の余韻に浸りながら新型特急ロマンスカー ・GSE(70000形)の車内で快適にお過ごしください。

<明星号>
昭和27年(1952年)9月から昭和38年(1963年)3月まで、当社の特急列車の愛称名のひとつとして運行していました。当時の特急列車の愛称名は、箱根にちなんだ山や地名を愛称名としており、「明星号」もその中の一つとして、多くのお客さまに親しまれていました。

運転日
2018年8月16日(木)
※「箱根強羅夏まつり大文字焼き」が中止となった場合も運転します

「明星92号」
箱根湯本 21:58発
小田原 22:28発
秦野 22:46発
本厚木 22:59発
相模大野 23:12発
新百合ヶ丘 23:22発
新宿 23:41着
(プレスリリースから)

2026年4月22日 2018年8月17日  2018年8月16日