南海特急ラピート

レポート

ラピート

いつか乗ってみたいと心の隅で思い続けていた南海のラピートに、ようやく出会う機会が訪れた。大阪へ向かう理由は別にあったが、帰路だけは少し遠回りをしてでも、その列車に乗ることを選んだ。伊丹ではなく、あえて関西空港へ向かう道を選ぶという、ささやかな決意である。

ホームに現れた紺色のラピートは、どこか異国の乗り物のような風格をまとっていた。「レトロフューチャー」という言葉のとおり、未来と過去が不思議に溶け合った姿をしている。丸みを帯びた力強い先頭形状と、航空機を思わせる楕円の窓が、これから始まる移動を単なる移動ではなく、ひとつの体験へと変えていく。

やがて列車は静かに走り出し、なんばと関西空港を結ぶ線路を軽やかに進んでいく。最高時速120キロの速度さえ、どこか優雅に感じられるのが不思議である。

関西空港に到着すると、ラピートのヒーロー「ラピートルジャー」の姿があり、旅の終わりに小さな余韻を添えてくれる。乗ることそのものが目的となる列車とは、こういうものなのだと、しみじみと思うのである。

ラピート

 

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2026年3月31日 2026年3月31日